もしかしてアル中!?アルコール中毒のセルフ診断と治療法

アル中、最近ではアルコール依存症と呼ばれていますが、ドキッとするような単語と思う方と何とも思わない方の2種類に分けることが出来ます。

2003年におこなわれた調査では、440万人の人がアル中の疑いがあるとのことです。

お酒をたしなまない人にとっては、お酒の美味しさというのが全くわからないのですが、アル中の人は、とにかく飲みたい状況のようです。

 

今回は、「アル中なのか?予備軍なのか?」を中心としたセルフチェック方法と治療法について紹介をします。

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【アル中の症状】

アル中、つまり、アルコール依存症ですが、簡単にいってしまえば仕事、趣味、そして家族よりもお酒を飲むことの方が大切であり、何よりも優先すべきことになる状態です。

 

drunkard-40577_960_720自分の意志でお酒を飲む、飲まないというのをコントロールするのが難しく、お酒を飲まないと離脱症状などが起きます。

 

この離脱症状ですが、手が震えたり、幻聴や幻覚が見えたりします。

 

アル中の人は、これらの離脱症状が起きるのにも関わらず、健康にあからさまに害があるということを自覚しているのに、お酒を断つことができません。

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【アル中のセルフチェック】

下記のチェック項目に関して、過去1年間の内に1ヶ月以上続く、もしくは繰り返すものにチェックをしてください。

 

・二日酔いで仕事を休んだことがある
・コップ1合程度なら一気飲みが出来る
・休日など、1人であってもお酒を飲む
・迎え酒をしたことがある
・酔いが覚めたらすぐにお酒を飲みたくなる
・お酒を飲んで記憶をなくしたことがたびたびある
・お酒を飲むと、暴言を吐くことがある
・眠る前の一杯は重要
・お酒をほどほどで切り上げることができず、ガッツリ飲んでしまう
・お酒を飲まないと手が震える
・お酒を飲まないと幻覚や幻聴が聞こえる
・飲酒をしながら家事や仕事をする
・飲んだあとにたびたび後悔する
・お酒の失敗談に事欠かない
・お酒の飲み方が危ない、無理な飲み方と言われる
・医師からお酒を控えるべきと言われる
・気力がない、体が怠い
・お酒を我慢するとイライラする。
・お酒を飲まなければならない使命感がある

上記の内、いくつあてはまったでしょうか?

 

warning-146916_960_7203つ以上当てはまった方は、アル中予備軍です。

5つ以上当てはまった方は、立派なアル中です。

 

5つ以上当てはまるということは、自分自身ではすでに手に負えませんので、専門医のもとでの治療が必要になります。

治療をすることで、お酒を全く飲まなくても問題なくなります。

 

アル中の確定診断に関しては、ICD-10診断ガイドラインというものがあります。

上記のセルフチェックもこのガイドラインに沿って出題をしましたので、精度に関しては高いです。

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【アル中の治療方法】

それではアル中の治療方法を紹介していきます。

日本では、外来と入院治療の2種類がありますが、入院治療が主流です。

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なぜ、入院治療が主流なのかといえば、アル中の人は自分の意志で断酒をすることができません。

すでに飲酒のコントロールをすることが不可能であり、それどころかお酒を飲まなければいけないという強迫観念すら持っているので、外来で治療を受けても自宅に帰ったら、飲酒をしてしまい効果があがりません。

 

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そのため、入院をして治療を行ないます。

治療法に関しては、解毒治療、リハビリ治療、そして退院後のアフターケアの3つの段階を踏んで行われます。

解毒治療に関しては一般の病院でも行われますが、そのほかの治療に関してはアルコール依存症の専門外来などの外来を設けている病院の専門医の治療の下で行う方がいいでしょう。

 

この専門医を探す場合は保健所などへ問い合わせると教えてくれます。

 

〔解毒治療〕
解毒治療に関してですが、アル中の人はお酒を飲まないと、手の震えや幻覚や幻聴などに悩まされます。

そのため、まずは薬によって徐々にアルコールを減らしていきます。

この治療に関しては、2~4週間程度かけて行います。

徐々に体内からアルコール分を減らしていき、離脱症状が治まったら次のステップになります。

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〔リハビリ治療〕
これは、カウンセリングなどにより、お酒に対する正しい知識、飲酒問題の現実などを教育することで、アル中患者が自分から断酒を決意するように促します。

そして、決意した断酒を継続させるために、同じようなアル中患者との集会を通して断酒の実現を図ります。

また、抗酒薬という薬の投与を行ないます。

この薬を投与されると少しの量のお酒で非常に激しいフラッシング反応が起きます。

フラッシング反応というのは、酔っ払ったときに起きる反応のことで、頭痛や吐き気、顔が赤くなる、動悸、眠気などです。

すぐに酔い潰れるようになります。

この治療にかかる期間は2ヶ月程度です。

 

〔退院後のアフターケア〕
退院後に断酒を継続できるようにケアをおこないます。

もし、再度飲酒をした場合はすぐに治療を行ないます。

このアフターケアに関してですが、「定期的に通院をしてもらい経過観察」さらに「前述の抗酒薬の服用」「元アル中患者との交流」~という3つを基本軸として、断酒の継続を行ないます。

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【まとめ】

notepad-117597_960_720アルコールに関してですが、1日平均20g程度の飲酒であれば、節度のある適度な飲酒であると厚生労働省の健康日本21という政策のもとで定義されています。

 

しかし、1日60g以上の飲酒をすると多量飲酒として良くないとされています。

 

節度のある飲酒さえ続ければ、「アルコールがないと生活出来ない・・・」状態~つまりアル中になる可能性は極めて低くなります。

 

アル中になった場合、止めたいのに止めることができないとなりますので、非常にストレスがたまり、本人のみならず周囲の人間に迷惑をかけることになります。

 

もしあなたが「アル中の可能性が高そう」と思ったなら、なるべく早く病院に行きましょう。それが、あなたはもちろん家族など身近な人のためにもなります。

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