運動してもやせない・・・。遺伝?原因を教えて!

【やせない原因を遺伝で片付けるのは早い】

肥満体型の方の家族を見ますと、高い確率で父親か母親のどちらかが肥満体型といわれています。

両親が2人とも太っていれば、その子供はものすごく高い確率で太っていると断言します。
 
そして、そのような肥満体型の方は、肥満の原因は遺伝にあるといいます。

そのため、どんなに頑張ってもやせないから仕方ない、と諦めてしまいます。

確かに、肥満と遺伝の関係というのは密接に関係があります。

しかし、その方がやせないというのは、遺伝が100%原因であるとはいえません。

今回は、やせない原因と遺伝の関係を紹介していきます。

肥満体型の家系だとしても、やせないということはありませんので、是非とも参考にしてみてください。

【肥満と遺伝の関係】

肥満と遺伝の関係ですが、面白い調査結果があります。

 

まず、両親ともに標準体型の場合、その子供が肥満体型になる可能性というのは10%です。
次に、片親が肥満体型の場合、その子供が肥満体型になる可能性というのは50%です。
最後に、両親ともに肥満の場合、その子供が肥満体型になる可能性というのは80%です。

 

この調査結果からみるとやせにくい原因というものは遺伝にある可能性を否定することはできません。

 

 

【肥満を誘発する遺伝子】

近年の研究により完全に解明されたわけではないのですが、肥満を誘発するのではないのかと考えられている遺伝子というものがあります。

 

その遺伝子というものが下記の3つです。

・β3アドレナリン受容体遺伝子(β3AR)
・アンカップリングプロテイン遺伝子(UCP-1)
・β2アドレナリン受容体遺伝子(β2AR)

β3アドレナリン受容体遺伝子(β3AR)、アンカップリングプロテイン遺伝子(UCP-1)は肥満を誘発する遺伝子です。

 

この遺伝子を持っている方に関しては、食生活で注意をしなければ、人と同じ量の食べ物を食べたとしても、自分だけ太ってしまうということがあります。

 

逆に、β2アドレナリン受容体遺伝子(β2AR)は逆肥満遺伝子と呼ばれており、この遺伝子保持者に関しては太りたくても中々太らないという、やせたいのにやせない人からしてみるとものすごく羨ましい遺伝子といえます。

 

ただ、この遺伝子に関しては、一度でも肥満体型になってしまうと中々痩せないので、かなり注意が必要な遺伝子であり、また心臓病をはじめとした病気になる可能性が他の遺伝子保持者と比較をすると高くなります。

 

これらの遺伝子は、口の中の粘膜を採取することで簡単に調べることが出来ます。

トレーニングジムなどでは、この遺伝子検査をおこない、効果的にやせるトレーニングを施してくれる場所もあります。

また、ネットなどで検査キットが販売されていますので、利用してみると自分がどのよなタイプなのかがわかります。

 

【肥満誘発遺伝子詳細解説】

〔β3アドレナリン受容体遺伝子(β3AR)〕
β3アドレナリン受容体遺伝子(β3AR)に関して、少し詳しくみていきましょう。

この遺伝子を持っている方は日本人の場合3人1人がこの遺伝子を持っているとされています。

この遺伝子を持っている人の太り方の特徴として、お腹まわりが太る太り方をします。

 

つまり、内臓脂肪が付きやすい体質であるといえます。

 

また、糖質の代謝を苦手としているので、米やパンなどの炭水化物を好んで食べている場合、同じ量を食べていても他のタイプの方と比べて太りやすくなります。

 

このタイプの方は、筋トレなどをしても、そこまでやせない体質です。やせるのであれば、有酸素運動というものが非常に効果的です。

有酸素運動というのは、ジョギングや水泳、ウォーキングのような全身運動です。

 

 

家の中で行いたいのであれば踏み台昇降運動が効果的です。

また、お腹周りを鍛えることでお腹が出るのを防ぐことが出来ます。

お腹周りを鍛える筋トレに関しては、腹筋ローラーなどがあります。

 

有酸素運動は、すぐに効果が出てくるというわけではありませんので、やせないのではと思い、運動を止めて別の運動に移ってしまいがちですが、毎日続けることで確実に脂肪は燃焼されていきます。

 

早々に見切りをつけてしまうのもやせない原因かもしれません。

 

〔アンカップリングプロテイン遺伝子(UCP-1)〕

これは女性の方が多く持っている遺伝子なのですが、日本人の25%、4人に1人が持っている遺伝子です。

この遺伝子を持っている場合、脂肪を代謝するのが苦手であり、皮下脂肪が付きやすくなります。

そのため、揚げ物や脂身などの多いものを好んで食べていますと、下半身に肉がたまっていきまるで洋ナシのような形に太ります。

 

男性でこのような太り方をするケースというのはあまり多くないでしょう。

そのため、この遺伝子を持っている可能性がある場合、肉ではなく魚料理をメインにすることをおすすめします。

 

魚に関しては脂肪が燃焼しやすい体質になるので、積極的に摂るといいでしょう。

また、不足しがちなタンパク質に関しては大豆などを食べて補うようにしましょう。

この遺伝子を持っている場合、有酸素運動よりも筋トレのような無酸素運動がやせるのには有効です。
有酸素運動は脂肪の燃焼には効果的ですが、無酸素運動をして基礎代謝能力を上げておくと脂肪の代謝能力が高まります。

 

〔β2アドレナリン受容体遺伝子(β2AR)〕
この遺伝子を持っている方は、1日の基礎代謝が他の人よりも200kcal高いので、逆肥満遺伝子とも呼ばれています。

つまり、太りにくいのです。

この遺伝子を持っているのは日本人の16%ほどです。

一見すると、太りにくいので羨ましい遺伝子なのですが、筋肉が付きにくいというデメリットも存在します。

 

そのため、この遺伝子を持っている方が一度太ってしまうと簡単にはやせないのです。

そのため100kgを超えるような巨漢の方が、この遺伝子を持っているということは珍しくありません。

この遺伝子を持っている方は高負荷低回数の筋トレがやせるためには有効です。

 

いかにして筋肉をつけるのかが、鍵になります。

 

【~まとめ~遺伝よりも生活習慣の方が実は重要】

太る原因の遺伝子に関して、紹介をしてきました。

 

しかし、どのような遺伝子を持っていたとしても、それがやせにくさに影響するのは30%程度だと言われています。

 

太りやすく、やせにくい原因の70%は生活習慣にあります。

この生活習慣を改善しない限り、どんなに運動をしても、やせないのです。


例えば、両親が太っていると子供も肥満体型になります。

この場合、両親は肥満体型を維持する食生活を送っているのですから、同じような食生活を子供がしていれば太るというのは当然です。

そのため、肥満体型というのがまるで遺伝のように親から子供に受け継がれていってしまうわけです。

親と同じような食生活をすることなく、自分にあった運動スタイルを貫けば、やせないということはありません。

このときに役に立つのが前述した遺伝子情報です。

 

自分にマッチした運動を根気強く続けることが重要です。

 

そして、肥満体型が遺伝だからと諦めて、生活習慣を変えなければ、それが原因でやせないのかもしれませんよ。

 

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